コラム

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ニオイガメとの暮らし方

2024/08/31/

こんにちは、有明エキゾチック動物病院です。

ここでは、エキゾチックアニマルとの暮らし方などを少しずつ紹介していきます。

今回は、ニオイガメとの暮らし方についてお話しします。

水槽の大きさ

45cm〜60cm規格

お迎え直後やベビーの時は、溺れる危険性もあるため小さめの水槽で大丈夫ですが、成長とともに大きな水槽にしてあげます。水深も、最初は甲羅と同じくらいの水深から開始して徐々に深くしていきます。最終的には、甲羅の長さの3倍ほどが理想です。顔を出して休める浅瀬や陸地は作ってあげましょう。

水槽内に必要なもの

床材
基本的にはなくて大丈夫です。
床材を敷くデメリットとして、誤飲の可能性や衛生面の問題があるため、床材を敷く際は、飲み込んでも消化管を傷つけないような細かいものにしたり、こまめに掃除を行うなどの工夫が必要です。

フィルター
カメは水を汚しやすいためフィルターを使用し、水換えも週に1、2回行うことをお勧めします。水換え用の水はカルキを抜いたものを使用します。

浅瀬を作れるもの
流木やカメ用の浮島などを利用して、呼吸がしやすく休める浅瀬や陸地を作ってあげます。複雑なレイアウトにすると、カメが挟まって溺れる可能性があるため、シンプルなレイアウトにしてあげましょう。

保温器具やファン
冬場は熱帯魚用のヒーター、夏場はファンなどを使用して適温にしてあげましょう。ヒーターにはカバーをつけて、火傷をしないようにしてあげます。
水量の少ない水槽で飼育してる時期はパネルヒーターなどが調節しやすいかもしれません。

紫外線ランプやバスキングランプ
ニオイガメはそれほど紫外線を必要としない種ではありますが、ベビーでは紫外線不足によりくる病になる可能性もあるため、紫外線ランプの使用をお勧めします。
アダルトでは、水換えのタイミングで日光浴させるといいかもしれません。
全く紫外線にあてないよりは、適度な日光浴や紫外線ランプを使用するのも1つです。
また、バスキングライトで、体を温めるホットスポットを浅瀬や陸地に作ってあげましょう。

水温

25〜30℃

アダルトは寒さに強いため積極的な保温が必要ない場合もありますが、ベビーや体調を崩している子は注意が必要です。

ご飯

水棲カメ用の人工飼料を与えます。1日1回、頭と同じくらいの量を目安に、肥満に注意しながら量を調節してあげましょう。水底で歩くように餌を探す習性のため、沈下性のご飯がお勧めです。

 

いかがでしょうか。様々な飼育方法がある中で、それぞれのライフスタイルに合う飼育方法を見つける参考になれば幸いです。

 

 

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