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小鳥のかかりやすい病気「結膜炎」

2024/10/06/

こんにちは、有明エキゾチック動物病院です。

今回は、小鳥の結膜炎についてお話しします。

小鳥の結膜炎の病態

結膜が副鼻腔と近接しているため、鳥類における結膜炎はほとんど鼻炎/副鼻腔炎に続発または併発したものです。結膜炎を起こす病原は鼻炎/副鼻腔炎とほぼ同じであり、細菌あるいは真菌の感染がよく見られます。

小鳥の結膜炎の臨床症状

眼瞼結膜の発赤と腫脹から始まり、進行すると目が開きづらい、目の周りが涙で濡れて羽毛が固まります。病原によって粘稠性ある膿性目脂が見られるようにもなります。

小鳥の結膜炎の診断

特徴的な症状から診断されることはほとんどです。鼻炎/副鼻腔炎と併発する場合、病原細菌の種類を確定するために目脂/鼻汁や鼻洗浄液の細菌培養検査が役に立ちます。クラミジアとマイコプラズマはPCRによる検査が可能です。

小鳥の結膜炎の治療

鳥の結膜炎はほとんど上部呼吸器疾患の続発症であるため、鼻炎/副鼻腔炎の治療と同じ、経口/点鼻/点眼またはネブライジングでの投薬が一般的です。

 

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