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犬の病気「犬糸状虫症(フィラリア症)」

2025/03/06/

こんにちは、有明動物病院です。

こんにちは。有明動物病院です。
3月後半から予防シーズンがスタートします。
狂犬病ワクチンと同時期にスタートするのが、犬糸状虫症(フィラリア症)の予防です。

フィラリアってなぁに?

フィラリアとは、蚊が媒介する寄生虫です。感染すると死に至ることもある怖い寄生虫です。

感染経路

フィラリア感染犬の血を吸った蚊がフィラリア未感染犬の血を吸うことでフィラリアの幼虫が侵入し、感染が成立します。

感染したらどうなるの?

息切れ・呼吸困難
食欲不振
元気消失
腹水貯留
などの症状が現れます。
※感染初期は症状が現れないケースがほとんどです。

犬糸状虫症(フィラリア症)の予防

わんちゃんに感染したフィラリアの幼虫が皮下・筋肉内から動脈血管内に移動する前(感染後、約50~60日以内)に駆虫します。蚊が出始める頃~蚊がいなくなってから1か月後まで毎月1回予防薬を投薬することで駆虫が出来ます。

冬の休薬期間を置く場合、予防薬の再スタートをする前にフィラリア検査を行ってください。

※近年、温暖化が進んでおり通年投薬を推奨しております。この場合は、春にフィラリア検査の必要はありません。

予防薬の投薬を忘れてしまった場合、どうすればいいの?

フィラリアは成長しながら寄生場所を変えています。誤った時期に駆虫してしまうと、血管内でフィラリアが死んでしまい、血管を詰まらせてしまうことがあります。

最終投薬日から2ヶ月以上投薬を忘れてしまった場合には、獣医師に相談しましょう。

 

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