ヘビの病気「胃腸炎」
2024/09/08/
こんにちは、有明エキゾチック動物病院です。
今回は、ヘビの胃腸炎についてお話しします。
ヘビの胃腸炎の病態
胃腸炎は飼育下のヘビで時々遭遇する疾患であり、消化管内寄生虫や細菌などの感染だけではなく、不適切な飼育環境や温度管理、適切でない餌など病気以外でも様々な原因で起こります。
ヘビの胃腸炎の臨床症状
未消化便や粘液/血が混じった匂いがキツイ下痢便、吐き戻し、食欲不振などの症状がよくみられます。消化管の中にガス貯留がある場合、体の半分より尾側がやや太くなったように見えることもあります。
ヘビの胃腸炎の診断
消化管内ガスの貯留は身体検査で分かります。検体が取れば、便検査で細菌や寄生虫を検出できます。
ヘビの胃腸炎の治療
細菌感染の場合には抗生物質、寄生虫感染の場合には駆虫剤などを投与し治療します。全身状態によって点滴の注射、強制給餌などの支持療法を行うこともあります。ヘビの種類に合わせて飼育環境(特に飼育温度)の改善も必要です。
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