クレステッドゲッコーとの暮らし方
2024/06/29/
こんにちは、有明エキゾチック動物病院です。
ここでは、エキゾチックアニマルとの暮らし方などを少しずつ紹介していきます。
今回は、クレステッドゲッコーとの暮らしについてお話しします。
ケージ
30×30×45cm以上
樹上棲のため、ある程度の高さが必要です。
ベビーの時は排泄が多いため小さいケージが楽ですが、あまりに狭いとフロッピーテールという尾が曲がる原因になり得るため、注意が必要です。
頭を下にした状態で長時間壁に張り付くことが一因となるため、尻尾を伸ばして休める広さとレイアウトを心がけましょう。
前面開閉式のケージがお世話がしやすく、また蒸れを避けるため天板が網状のタイプが通気性を確保しやすいです。
ケージ内に必要なもの
流木やコルクなど
細すぎると止まりにくいため、ヤモリの横幅の太さはあるのが理想です。
垂直ではなく、斜めもしくは真横のイメージで配置し、
ゲッコーが休めるようにしましょう。コルクの裏側はシェルターがわりにもなります。
保温器具
寒さよりも暑さに弱いため、温湿度計で確認しながら高温になりすぎないよう注意しつつ、必要に応じてパネルヒーターを一部の側面から当てたり暖突などを設置します。
床材
粗めのヤシガラや赤玉土などは湿度が維持しやすく、キッチンペーパーは湿度維持の効果は期待できませんが清潔に保ちやすいです。
ヤシガラなどは細かいと誤飲のリスクもあるため、メリットデメリットを考慮しつつ飼育スタイルに合った床材を選びましょう。
餌入れ・水入れ
壁にマグネットで取り付けるタイプなどが市販されています。
水入れから飲んでくれない子もいるため、その場合は霧吹きでガラス面に水滴をつけてあげましょう。
紫外線ランプ
夜行性ですが、最近は紫外線もあった方がいいと言われています。
強すぎても良くないので、中程度の強さのものを選んであげましょう。
また、放熱により暑くなりすぎないよう注意が必要です。
室温と湿度
室温:25度前後
高温には弱いので28℃以上にならないよう、また20度以下にならないように調節しましょう。
湿度:60〜70%
乾燥も蒸れも苦手なので、朝晩の霧吹きや床材で湿度を維持しつつ、通気性は保つようにしましょう。
霧吹きは朝晩を目安に、次のタイミングに乾いてるくらいの量を行なってください。
ご飯
様々な人工飼料が発売されており、それのみでも終生飼育可能です。
他にコオロギやハニーワーム、バナナなどの果物も与えることができます。
人工飼料にはカルシウムが含まれていますが、コオロギなど与える際はカルシウム剤(紫外線ランプをつけてない場合はビタミンD3入りのもの)をダスティングして与えます。
頻度は、ベビーであれば毎日食べる分だけ、アダルトは2〜3日置きに食いつきを見ながら、コオロギであれば身体に合ったサイズのものを2〜3匹程与えます。
いかがでしょうか。
様々な飼育方法がある中で、それぞれのライフスタイルに合う飼育方法を見つける参考になれば幸いです。
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