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小鳥の病気「尾脂部腫瘤」

2024/08/18/

こんにちは、有明エキゾチック動物病院です。

今回は、小鳥の尾脂部腫瘤についてお話しします。

小鳥の尾脂部腫瘤の病態

アポクリン腺の一種である尾腺から分泌された皮脂が羽づくろいの際に全身の羽毛に塗布され、羽毛コンディションの維持に役に立ちます。尾腺部は小型飼鳥において最も腫瘤が生じやすい部位であります。特にセキセイインコが多くみられます。扁平上皮癌が最も多く、腺腫/腺癌がこれに続き、非腫瘍性嚢胞や感染による膿瘍や肉芽腫などがみられることもあります。

小鳥の尾脂部腫瘤の臨床症状

尾羽の付け根にある尾腺の腫れや腫瘤が出来て、お尻を気にする様子がみられることがほとんどです。自咬による出血と二次性感染を引き起こすこともあります。

小鳥の尾脂部腫瘤の診断

診断をつけるために多くの場合には生検や摘出し、細胞診や病理組織検査を実施することが必要となります。

小鳥の尾脂部腫瘤の治療

悪性腫瘍であっても早期摘出であれば再発率は極めて低いため、早期発見と早期摘出が非常に重要です。

 

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