コラム

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犬にかかりやすい病気「膵炎」

2024/06/15/

こんにちは、有明動物病院です。

今回は犬の膵炎についてお話させていただきます。

犬の膵炎の病態

膵炎は下痢や嘔吐、食欲不振などを引き起こす犬における一般的な病気です。中高齢に多い疾患です。高脂血症(高コレステロール血症および高中性脂肪血症)や内分泌疾患(ホルモンの病気)などを抱えている犬や肥満の犬で発生が多いことが考えられています。したがって、食生活と膵炎の発症には、関連があるとされていいます。

膵炎は、さまざまな病気に併発して認められることが多いですので、他の病気が隠れていないか調べることが重要です。また再発が多い病気でもあるので、注意が必要です。

犬の膵炎の症状

食欲不振、活動性の低下、嘔吐、下痢、腹痛などが一般的な膵炎の症状です。急性膵炎の場合は、これらの症状が認められることが多いですが、慢性膵炎では、症状が分かりにくい場合も多いです。重度な膵炎は、全身的な炎症反応を引き起こし、命にも影響することがあります。

犬の膵炎の診断

膵炎は経過および血液検査、超音波検査などの画像検査などを総合的に診断します。特に、膵臓に特異的なリパーゼを血液検査で測定することで診断することが出来ます。

犬の膵炎の治療

治療の主体は静脈や皮下からの輸液、吐き気止め、痛み止め、抗炎症剤などの投与をおこない状態の改善を図ります。また状況に応じて食事の内容を調整します。

 

 

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