コラム

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犬の病気「ぶどう中毒」

2025/06/24/

こんにちは、有明動物病院です。

今回は犬のブドウ中毒についてお話させていただきます。

犬のブドウ中毒の病態

ブドウを摂取することで犬に中毒を引き起こします。ブドウの種類に限らず、生でも乾燥させたものでも、調理されたものでも発生することがわかっています。原因は分かっていません。数粒のブドウを摂取しただけなど、どんな摂取量であったとしても中毒を呈する可能性があるので注意が必要です。

犬のブドウ中毒の症状

摂取から24時間以内の嘔吐がもっとも特徴的な症状です。嘔吐に続いて、下痢、食欲不振、 元気消失、腹部痛がみられることもあります。このほかに、腎障害に伴う尿量の減少、運動失調、虚脱もみられることがあります。重度な腎障害を引き起こしている場合には、命の危険があります。

犬のブドウ中毒の診断

問診や身体検査、血液検査などで診断、状況を確認します。
血液検査にて腎数値の悪化がみられた場合は、ブドウ摂取から24~48時間が経過していることが多く、病態が重度であることが多いです。

犬のブドウ中毒の治療

点滴や、中毒物質の除去をする治療をします。摂取から間もないのであれば、催吐剤や活性炭を反復投与して原因物質を早期に体内から除去することが推奨されています。急性腎障害がある際には透析治療が有効である可能性があります。

 

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