症例紹介

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【症例報告】猫の卵巣膿疱症例報告

2024/12/01/

個体情報

種別 猫(サイベリアン)

性別 メス

年齢 6歳3ヶ月

元気 あり

食欲 あり

主訴

他院で、超音波検査にて右の卵巣あたりに無エコー像を認め、不妊手術を勧められたということを主訴に来院されました。保護猫(ブリーダー引退猫)であるため、以前の出産歴など詳細までは不明とのこと。

検査

血液検査:異常なし
レントゲン検査:異常なし
超音波検査:右卵巣あたりに直径約1.2cmの無エコーのう胞状の所見を認めました。

手術

腹部正中切開にて開腹し、右の卵巣あたりにビー玉大の液体貯留を確認しました。
その後、卵巣子宮摘出術を実施しました。

病理検査結果:卵巣嚢胞(非腫瘍性の疾患です。ホルモンの影響によってできることがあります。)

経過

術後安定していることより、日帰りで退院しました。
摘出部位の病理検査に関しては、悪性所見は認められませんでしたので、
退院後1週間後に傷の癒合を確認し抜糸を行い、治療終了となりました。

 

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