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犬の病気「椎間板ヘルニア」

2024/11/30/

こんにちは、有明動物病院です。

今回は犬の椎間板ヘルニアについてお話させていただきます。

犬の椎間板ヘルニアの病態

椎間板ヘルニアは犬で多い脊髄の病気です。

椎間板ヘルニアは、Hansen I型といわれる急性発症する病態と、Hansen II 型といわれるM・ダックスフンドやフレンチブルドックなど軟骨異栄養犬種といわれる犬種で発症することが多い型に分かれますが、どの犬種でも起こりうる病気です。椎間板ヘルニアは発症割合は、胸腰部での発症が多いですが、頸部でも発症することがあります。

症状に応じて、重症度のグレードが分かれます。重症度が高い場合には脊髄軟化症といわれる命に影響する病気を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

犬の椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアは、症状の強さに応じて痛みや歩行異常(足をひきづるなど)、ふるえ、筋肉の緊張、排尿障害、知覚過敏などの症状がみられます。一度症状が良化しても、再発することが多いです。

犬の椎間板ヘルニアの診断

椎間板ヘルニアの診断には、一般身体検査、神経学検査、X線検査、CT検査、MRI検査などを用いて行います。全身麻酔が必要になりますが、MRI検査が診断制度は一番高いとされます。

犬の椎間板ヘルニアの治療

症状(グレード)およびヘルニアの部位に応じて、治療の選択を行います。内科的治療だと、痛み止め(ステロイド性、非ステロイド性など)を用いつつ、ケージレストといわれる安静にしてもらうことや装具の使用などを実施します。重症度が高い場合には、外科的治療が必要になることがあります。外科的治療では、脊椎に穴をあけ、脱出した脊髄物質の摘出を行います。

 

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