【症例報告】ミーアキャットの去勢手術
2024/02/08/
個体情報
種別 ミーアキャット
性別 オス
年齢 約4歳2ヶ月
元気 あり
食欲 あり
排泄 正常
主訴
同居の子と喧嘩をしてしまうことから、去勢手術を検討され当院に来院されました。
検査
身体検査
所見としてはおそらく喧嘩に伴う軽度の怪我はあるも、顕著な異常はありませんでした。
治療
去勢手術を行う場合、全身麻酔が必要となるためそのリスクが生じてしまうこと、また、去勢を行なっても性格が変わらない場合もあることを伝え、去勢手術を行いました。
手術内容：去勢手術
陰嚢（精巣が入っている袋）を切開し、左右の精巣を一つずつ切除し、陰嚢の縫合をしました。
縫合の際には埋没縫合という抜糸の必要がない方法を用いました。
経過
手術後はエリザベスカラーを装着し傷を舐められなくしていたため、少し食欲が落ちましたが、傷としては良好で、経過としても良好でした。
＜術直後＞
＜術後2週間＞
獣医師からのコメント
ミーアキャットさんはオスですと特に攻撃的な性格になる子が多いです。
その対策としては、去勢手術が一つと考えられており、もちろん去勢を行なっても必ずしもおとなしくなってくれるわけではありませんが、手術をご検討される方は多くおります。
また、今回の子では行いませんでしたが、ミーアキャットさんの匂いを抑えるため手術の際に臭腺切除を一緒に行う場合もございます。
江東区有明にある有明動物病院・有明エキゾチック動物病院。
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