症例紹介

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【症例報告】フェレットの避妊手術・臭腺切除手術

2024/05/11/

個体情報

種別 フェレット

性別 メス

元気 あり

食欲 あり

排泄 正常

 

主訴

今回はペットショップさんが手術を行なってほしいとのことでご来院いただきました。

検査

身体検査

所見としては顕著な異常はありませんでした。

治療

手術に際して麻酔が必要となることから、そのリスクはお伝えし、切除手術を行いました。

手術内容

  • 避妊手術

お腹の正中の皮膚・腹壁を切開し、両側の卵巣の血管を糸で結紮後、子宮も同様に血管処理を行い、卵巣の取り残しが無いように注意しながら卵巣と子宮と切除しました。その後、腹壁・皮下脂肪・皮膚を縫合し、終了となります。

  • 臭腺切除手術

肛門の両側(臭腺のある部位)の皮膚をそれぞれ切開し、臭腺を確認し、周囲の脂肪などを剥がし、糸で結紮を行い摘出しました。
縫合には皮膚に糸が出ない埋没縫合という縫合法を用いました。

 

<術直後>

 

獣医師からのコメント

メスのフェレットさんは生殖器が残っていると将来病気になる確率が高いことから、若齢のうちに避妊手術を行うことが一般的となっております。
また、オスほどではありませんが匂いが強くなるため、臭腺切除も同時に行うことが一般的です。
フェレットさんですと、ブリーダーさんやペットショップさんの段階ですでにこの手術は行われていることがほとんどで、ご家族としてお迎えされた際にはすでに処置が済んでおります。
そのため、お迎え後にこのような手術が必要になる機会はなかなかございませんが、今回はお迎えされた子がどのような手術を受けていたのかを知っていただく機会となれば幸いです。
 

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