フェレットとの暮らし方
2024/03/08/
こんにちは、有明エキゾチック動物病院です。
ここでは、エキゾチックアニマルとの暮らし方などを少しずつ紹介していきます。
今回は、フェレットとの暮らし方についてお話しします。
ケージの大きさ
幅60cm以上、奥行き45cm以上
フェレットは高い場所に登っても着地が苦手なため、高すぎないケージがおすすめです。狭い隙間でも通り抜けてしまうため、ケージの網は2.5cm以下のものを選びましょう。また、底が網タイプのケージも怪我の原因になり得ます。
ケージ内に必要なもの
トイレ
お尻を高く上げ、角に排泄する習性があるため、四角く高さのあるトイレがお勧めです。トイレの中にはトイレ砂を入れてあげます。誤飲の危険があるので、固まる砂は避けましょう。
ハンモック
フェレットの寝床となります。
暑さが苦手なので、通気性の良いものを選びましょう。
フード入れと水入れ
悪戯されないように、重量のあるものがおすすめです。
水入れは、給水ボトルがひっくり返されず便利かもしれません。
室温・湿度・明るさの管理
室温15〜25℃、湿度45〜60%
汗腺を持たないフェレットは、室温が高くなると熱中症のリスクが高くなるので注意です。
かといって、寒さに特別強いわけでもないため、毛布を入れてあげるなど工夫してあげましょう。
また、明暗周期の乱れは、ホルモン分泌に影響すると言われているため、12時間明るく、12時間暗いのが理想です。
ご飯
フェレット専用のドライフードが便利
フェレットは消化が早く1日に何度も食べる必要があるため、少量頻回が基本スタイルとなります。いつでも好きなだけ食べられるようにしておき、朝と夕には残量を確認し、交換または補充しましょう。
生後12週齢くらいまでは乳歯のため、ドライフードに水を混ぜて柔らかくしてあげます。徐々にドライフードへ切り替えていき、12週齢を超えたあたりで完全に永久歯となるため、ドライフードのみに出来ます。
ふやかしたフードは痛みやすいため、注意が必要です。また、ドライフードは水分量が少ないため、新鮮な水が常に飲めることも大切です。
部屋でのお散歩
ケージ内だけだと運動不足になりやすいため、部屋をお散歩させるのも時には必要かもしれません。
ただ、フェレットの名前の由来は、ラテン語で「泥棒」という意味がある単語だといわれており、そのくらい好奇心が旺盛なため、異物誤飲、電気コードを齧る、など、悪戯に対しての注意なども必要です。
また、細身のフェレットが隙間に挟まって出てこれない、ということもあるため、隙間を埋めるなどの対策も大切です。
いかがでしょうか。
フェレットの寿命は5〜10年程です。
様々な飼育方法がある中で、それぞれのライフスタイルに合う飼育方法を見つける参考になれば幸いです。
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