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ウサギのかかりやすい病気「子宮疾患」

2023/10/06/

ウサギの子宮疾患の病態

メスのウサギさんが発症する病気で、発症率がとても高く、ウサギさんの病気の10%がこの子宮疾患であったとの報告もございます。

命に関わってくることの多い病気でもあり、基本的には治療に手術(卵巣及び子宮の摘出)が必要となります。

厳密には子宮疾患とは子宮の異状の総称であり、その中には子宮内膜炎・子宮蓄膿症・腫瘍・子宮血腫・子宮水腫などが挙げられます。

ウサギの子宮疾患の症状

陰部からの出血が症状として認められることが多いですが、初期の病態では出血量が少ないことから気が付きにくいこともございます。

その他の症状としては、子宮の痛みや子宮のサイズが大きくなることでの他の臓器の圧迫などにより、元気食欲の低下や排泄困難などの症状が出ることもございます。

 

ウサギの子宮疾患の診断

レントゲン検査や超音波検査、CT検査などの画像検査が診断として重要となります。

しかし、画像検査では子宮の異常を診断することは可能ですが、厳密な病態の診断を行うことができないことが多く、確定診断には病理検査(子宮を切除し、組織を評価する検査)を行う必要がございます。

ウサギの子宮疾患の治療

前述の通り、根本治療としては手術(卵巣及び子宮の摘出)が必要となり、原因によっては手術にて完治することもございます。

しかし、別の疾患の存在や高齢などにより麻酔をかけることができない場合もあり、その場合には薬の投与(飲み薬や注射)にて治療を行うこともございます。

また、避妊手術をすることで予防することも可能となります。

 

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